特定非営利活動法人 ブルースカイ推進機構
大学の研究室で開発された有用な新技術で実用化されていないものがたくさんあります。こういう新技術を産業界の協力のもと、世の中の役に立つ形で実用化できないか?

旧通商産業省(現経済産業省)の現役官僚だった頃から、大学等に眠る技術シーズの実用化を目指して産学官連携による共同研究を推進してきた男と、大学の研究室で多くの技術シーズの研究開発に取り組んできた学者の出会いがこのNPO法人の出発点です。

2010年12月、ある学者が開発した通信機器用新製品の販売方法を相談するため開かれた会合の終了直前の雑談の中で、宮田清蔵東工大特任教授(元東京農工大学長)が「現在は白金、パラジウム、ロジウムという高価な貴金属を使用している自動車用排気ガス浄化触媒として、こういう貴金属を使用しなくても同等の効果を出せる触媒が研究室段階で開発された。これを実用化に結びつけられないか?」と発言されました。

これを受けて、同席していた旧通産省OB(現弊機構副理事長)が関係先にあたった結果、平成22年度補正予算でNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)に「希少金属代替・削減技術実用化開発助成事業」が創設され、既に募集が始まっていることが分りました。直ちに関係者と相談して、自動車メーカー(スズキ株式会社)に話を持ち込み補助金申請にこぎつけ、平成23年1月にNEDOの助成が決定されました。

官(経済産業省、NEDO)の助成を受けて産業界と学界の共同研究で実用化を目指す共同事業ですが、こういう共同事業がうまく進むためには参加者全体の利害調整を進め、全体の取り纏めを行う役割を担う機関の存在が極めて大切です。

NPO法人自体が直接研究開発を行うわけではありませんが、見逃されやすい有用な技術シーズを見つけ、それを産業界に繋ぎ、産学共同研究開発を円滑に進める、そういうプロデューサー役を担う機関として、このNPO法人が生れました。

そして共同研究の結果、実用化された技術で収益を得た企業から一定額の寄付を募り、それを基金として次代の日本を支える大学の若い研究者に研究費の補助が出来れば、将来の日本の技術の振興にも貢献できる、そんな思いがこのNPO法人設立に込められています。新規にNPO法人を設立する道ももちろんありましたが、折りしも設立後、活動を休止していたNPO法人「環境・夢いっぱい」がありましたので、それを改組する形で設立することにしました。

ブルースカイという新しい名称は、21世紀の人類の共通課題である環境問題を中心に活動を続け、日本に、そして世界に青空を広げたい、そんな思いからつけました。

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